社員をサーフィンに行かせよう-パタゴニア創業者の経営論を読んで その3
パタゴニア「社員をサーフィンに行かせよう」
社員をサーフィンに行かせよう「let my people go surfing」を読んで。
「地球税」という形で、純売上高の1%を環境問題に取り組む団体や活動家に寄付しているパタゴニア。
著書の冒頭で、創業者のイヴォンは、自身の企業家しての肩書きに敬意を抱いたことはないとしており、MBA(経営学修士ではなくManegement By Absence)不在による経営を掲げています。
本書の中では従業員を尊重しながらも、メールオーダー(カタログ通販)、インターネットのECサイト運営や、直営店における役割など、先見の明や優れた経営感覚を披露しています。
また、表現の仕方は違いますが、今で言うWeb2.0ともいうべき集合知の概念を持っていることが分かります。
もっとも、ロハスLOHASという言葉をマーケティング用語だと切り捨てる彼なら、Web2.0という言葉にも嫌悪感を示すかもしれませんね。
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