入りづらいSURF SHOPサーフショップの親切な店員さんとワガママな初心者サーファー

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海に囲まれた島国「ニッポン」

日本は島国です。

島国ということは、四方を海に囲まれているという事ですね。
「それなら海で遊べなきゃ勿体ない!」ということで私はサーフィンを始める事にしました。

幸い小学生の頃、スイミングスクールに通っていたということもあり、泳ぐことは出来ましたので問題なし。あとは道具を揃えるのですが、初心者ですから何を買っていいか分かりません。
海沿いにあるお洒落なサーフショップは、何だか初心者には敷居が高そうだしなぁ…、とビビりながらも、勇気を振り絞ってお店に入って行ったっけ。

初めてボードを買ったサーフショップ

surfing お店に入ると、憧れのサーフィン道具が所狭しと並んでおり、ドキドキしてきます。
一応、書店で初心者向けの本を立ち読みし、予習していたので必要なものは何となく分かっていました。

・サーフボード
・ウェットスーツ(春先だったので)
・リーシュコード

この3つは絶対必要だという事で、それらを見て回りますが、それほど広いお店でもなく、同じ場所を行ったり来たりするうちに、店員のお兄さんに捕まりました。
何となく初心者ですと言えずにいたのですが、会話の中で読んでくれたのでしょう、初心者向けのボードの選び方を丁寧に教えてくれました。
それまで、ショートボードとロングボードの違いすら知らなかったのです、一体何を予習してたんだ私は…。
そこで、正直に「サーフィンを始めたいんです」と言うと、彼は満面の笑みで「絶対おもしろいですよ」と言いました。そこから打ち解けて、色々な話をできるようになりました。
ボードに塗るワックスが必要なことから、よく行くサーフポイントの話まで。
「よく○○で入ってるので、見かけたら声かけて下さい」

さて、実際にボードを選ぶにあたり、私は鮮やかなオレンジ色が素敵なショートボードを選んだのですが、身の程知らずの私を笑うでもなく、お兄さんはやんわりと、初心者向けのボードをすすめてくれます。
後にわかったのですが、私が色やデザインで選んだボードは浮力も小さく、初心者向けでないばかりか、ホームグランド特有の小波には向かないということが分かりました。
そんな基本的なことも分かっていない私は、お兄さんの親切を振り切り、強引にそのボードを買うことにしました。

レジで会計を済ませる際に、お兄さんはこう言いました。
「ボードに立てるようになるまで、時間がかかると、やめていく人が多いんですけど、○○さんは絶対諦めないでくださいね」
お気に入りのボードやスプリングを手に入れた高揚感の中で、少し寂しそうなお兄さんの表情が印象的でした。

結局私はそのボードでは一度も立つことはできず、すぐにネットで中古のボードを探しました。
数年後、初めて買ったボードは、金欠の為オークションで手放してしまいました。
「ウチは買い取りもやってますんで、(そのボードに)飽きたら売りに来て下さい」
と言って送り出してくれたお兄さんがいたお店は、つぶれていました。

その後、彼が言っていたポイントに何度か足を運びましたが見かけることはありませんでした。
時が経って、ボードはロングに替わりましたが、今でも春先は初めて買ったウェットスーツを着ています。
お腹まわりがかなりきつくなりましたが、そのスプリングを着る度に、親切なお兄さんの少し残念そうな表情を思い出します。

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