村上春樹「風の歌を聴け」
「風の歌を聴け」は村上春樹のデビュー作です。
移動中の列車で、読めそうな短めの文庫本ということで、まだ読んでいなかったのを購入。
それほど村上春樹の小説を読んでいないので、比較しようもないのですが、妙に淡々として軽い感じが好きです。
以前、話題になった村上春樹風に語るスレジェネレーターを思い出しました。
作品の中で、The Beach Boys(ビーチボーイズ)の”California Girls(カリフォルニア・ガールズ)”が登場するのですが、村上春樹氏の訳詞が気に入ったので、メモ的にエントリ。
ちなみに下のライブ動画は、詳細に書かれている通りなら1980.EnglandのKnebworthで行われたLiveの模様だそうです。
CDとかで聴くのと、ボーカルの感じが全然違う気がするのは気のせいか?
削除済みの為、差し替えています。
The Beach Boys “California Girls”
アルバム「サーフィンUSA~ビーチ・ボーイズ・ベスト」に収録。
このアルバムをiTunesでチェックする場合はこちらから
カリフォルニアガールズ 村上春樹の訳詩
“California Girls” 日本語訳
イースト・コートの娘はイカしてる。
ファッションだって御機嫌さ。
南部(サウス)の女の子の歩き方、しゃべり方、
うん、ノックダウンだね。
中西部(ミドルウエスト)のやさしい田舎娘、
ハートにぐっときちゃうのさ。
北部のかわいい女の子、
君をうっとり暖めてくれる。素敵な女の子がみんな、
カリフォルニア・ガールならね……。日本語訳詩:村上春樹(風の歌を聴けより)
何度読んでも、素敵な和訳です。
“California Girls”自体、シンプルな英語なので、なんとなくニュアンスは掴めるのですが。
これほど分かりやすい日本語訳というのは、さすがと言うべきでしょうか。
英文だとタイトルが「Hear the wind sing」となります。
物語も短めで、複雑ではないので、原文と照らし合わせながら読むと、英語の勉強にもなりそうです。