火山による影響で農作物に被害
火山活発化で園芸農家に打撃、健康懸念も ハワイ島というNewsから。
前回「キラウエア火山のその後と、火山の噴火でおこる超自然的な風景」でも火山噴火について触れましたが、今回のニュースは火山の影響を受け、深刻な事態を迎えるハワイ島の農家についてです。
火山の噴火によっておこる二酸化硫黄ガスが原因で、栽培中の作物が枯れてしまうのだそうです。※記事内では、火山ガスか、酸性雨かが原因かは不明としています。
農家の中で最も大きな被害を訴えているのは、プロテアと呼ばれる花の栽培業者だ。「栽培中のプロテアの7割が枯れて茶色になってしまった」「今年の収穫は例年の半分もいくかどうか」と、これまでにない現象に頭を抱える。
これは辛いですね。
ちなみに、どんな植物か気になった方はこちらの、プロテア(Protea)で写真が紹介されています。
いかにも熱帯に咲きそうな変わった花ですね。
農家の苦労
妻の両親が農業を営んでいるので、農家の苦労というのが理解できます。
両親は主にトマトやお米をつくっています。
トマトは3月頃からビニールハウスの準備をして土の手入れをします。
4月半ば頃から種を植えますが、気候によってビニールハウスの温度管理で真夜中でも起き出して農場へ向かうことがあります。
そして、トマトが収穫できるのは夏の僅かな期間です。
お米も5月に苗を植えてから、収穫を迎えるまで秋まで休むことなく手間をかけなくてはいけません。
毎日、陽が昇る頃かた日が暮れるまで、雨の日も農場で作物の世話を焼くのです。
自分が風邪を引いて体調が思わしくなくても畑に向かうのです。
それは、赤ちゃんを育てるようなものだといいます。
寝ている時も、自分の子供の泣き声が聞こえれば、起きて布団に駆け寄ります。
それと同じ気持ちで、夜中でも両親は畑へ向かうのでしょう。
ハワイ島で起こった農家の被害というのは、自然災害で子供を失った両親の気持ちに似ているのかもしれません。
もちろん、農作物が売り物にならなくなり、お金が入ってこないという不安も大きいと思いますが、手塩にかけて育てた我が子を思う気持ちに近いというのは妻の両親に教わった気がします。
もう一点、CNNの記事で気になったのがこちら。
「火山性スモッグを大量に吸い込むと、肺気腫などの慢性疾患につながる可能性がある」と懸念を示す一方、「大都市周辺の空気汚染を考えれば、特にひどい状況というほどではない」と話している。
火山噴火の影響で大きな被害ということでしたが、東京の環七通り沿い等の都会と比べたら、まだまだキレイな空気なんでしょうかね。
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