ハワイ線新経路で時間短縮
JALがハワイ線で新経路設定方式試行運用、2億円削減へというニュースから。
日本航空は8日、8月11日から日本―ハワイ間において新経路設定方式「UPR(USER PREFERREDROUTE)」を試行運用することを発表した。この方式により飛行経路・飛行時間が短縮できるとして同路線での二酸化炭素(CO2)削減量は4700トン、燃料使用削減量約193万リットル、燃油費削減効果1億8000万円になると見込んでいる。
解釈が間違っているかもしれませんが、記事を読む限り、「日本からハワイの航路を最短距離で飛ぶので、燃料費と時間の節約が可能になります」という意味に聞こえます。
燃油代節約で燃油サーチャージは値下げされる?
2億円近い燃油代削減というのはすごいエコ効果ですが、こういうのを読むと、何で今までそうしなかったの?という疑問が出てくるのですが、何か複雑な事情があったのでしょうか。
JALのプレスリリースを読むと
航空機上装置と地上管制システムが技術的に発達し、航空機の位置をより正確に把握および予測することができるようになったことを背景に、2007年11月より日本・ハワイ間におけるUPR導入を国土交通省および米国連邦航空局が安全検証を続けた結果、2008年8月11日よりUPR方式が試行運用されることとなりました。
技術の向上によって、直前の気象状況などを反映する事が可能になったということでしょうか。
いずれにせよ、安全性が優先された上で、早く目的地に着くようになるのは、旅行者にとって嬉しい限りです。
願わくば、燃油費削減効果によって燃油サーチャージ料金が安くなれば嬉しいのですが、どうなんでしょうか?
以前のエントリでご紹介した燃油サーチャージ金額差の“カラクリ”の記事を「日系航空会社の経営努力は限界」という言葉を鵜呑みにするなら、燃油サーチャージ代金が値下げは期待できそうにありませんね。
あと気になるのは、どのくらい飛行時間が短縮されるんでしょうか?
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