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社員をサーフィンに行かせよう-パタゴニア創業者の経営論を読んで その1

パタゴニア

パタゴニア「社員をサーフィンに行かせよう」

以前から読もうと思っていた、社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論をようやく読了しました。
今年読んだ中で、一番ためになった本かもしれません。

それにしても、すごい会社だ、patagoniaパタゴニア
創業者の著書のタイトルもすごい!「let my people go surfing(社員をサーフィンに行かせよう)」

それまで「パタゴニア」というブランド名は知っていたが、フリースや登山用のアパレルを取り扱う会社だという位の認識しかなかったのですが、いやいや驚きました。

読んでいて気に入った部分に付箋をしていたのですが、読み終わってみると付箋だらけでした。
なので、タイトル通り数回に分けて感想を書いてみる。

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なぜ、あなた達は、ビジネスを行うのか?

本書は、タイトルに「経営論」とあるだけあって、経営に関する興味深い話がいくつもでてきます。

アウトドアブランドとしての知名度で考えると、THE NORTH FACEノースフェイスや、Timberlandティンバーランドの方が有名なのでしょうか?
少なくとも私はそうでした。
他のアウトドアブランドとの知名度の違いは、企業のミッション・ステートメントの違いにあったようです。

パタゴニアの存在意義についてオーナーのイヴィン・シュイナードはこう語っている。
「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える。そしてビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する」

イヴィン・シュイナードは、創立当時から前述したミッション・ステートメントを掲げていたわけではないようです。
彼がパタゴニアの理念に気づくには、コンサルタントのマイケル・カミ博士にこう問われたからだという。

「なぜ、あなた達は、ビジネスを行うのか?」

これを読んで私は、前回のエントリであるスティーブ・ジョブズ氏のスピーチや、梅田望夫氏の「好きを貫け」を思い浮かべました。

パタゴニアの創業者であるイヴィン・シュイナードは、イロコイ族の七世代計画を例にとり、何故自分がビジネスに関わっているかを35年かかって気づいたといいます。

その2へ続きます。

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