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エディ・ウッド・ゴー!!偉大なるウォータマンの伝説

Eddie would go!!

Eddie Would Go!!(エディなら行くぜ!!)

E pule wale no i ka la oha make a’ole e ola.

というハワイアンの格言があります。

英訳 Prayers said on the day of death cannot save one
和訳は「死が訪れる日に祈りを捧げても遅すぎる」
エディ・ウッド・ゴー!!―ハワイの海に消えた永遠の英雄伝説「エディ・アイカウ物語」」の章扉に記された言葉です。
これは、後悔する前にしっかり準備をしておけという教訓なのでしょうか。


ハワイの英雄「エディ・アイカウ」

タイトルの「Eddie Would Go!!」は、「エディなら行くぜ!」という意味。
その言葉通りエディ・アイカウは、どんなに大きい波にも臆することなく立ち向かう、ハワイを代表するビッグウェイバーであり、数多くの命を救ってきた偉大なるライフセーバーでもありました。
本書では、エディが単なるサーファーではなく、ハワイそのものを象徴する存在であると描かれています。

エディは、ポリネシアの伝統的なカヌー「ホクレア号」 の航海の際に転覆事故に見舞われ、乗組員を代表して救助を呼ぶために、20マイル離れたラナイ島までパドリングで向かう途中、消息を絶ちました。1978年の出来事です。
潮流の激しいモロカイ海峡を32kmパドリングで泳ぎ切る事は、最強のウォーターマンをもってしても不可能だったのです。

本書はホクレア号の悲劇に至るまでのエディの生涯を、彼を取り巻く友人のインタビューなどを交えて綴っています。ワイメアベイの巨大な波に立ち向かう激しさと、海を離れた時にみせる穏やかで心優しい一面を知ることができます。
エディのような優秀なサーファーになる事は難しくても、地元(ホーム)の海を愛するウォーターマンになる努力はしていきたいものです。

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